プロペシアやザガーロの肝機能障害は危ない!!肝臓にかかる負担ってどれくらいなの?

プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)などの5αリダクターゼ阻害薬は基本的には安全な薬です。

医師が扱う薬剤の中では扱いやすい薬剤に分類されます。

しかし、フィナステリドやデュタステリドは立派な薬剤です。

当然、副作用も起こり得るのです。

今回はフィナステリドとデュタステリド共に重大な副作用として報告されている肝機能障害について駅前AGAクリニックの医師が解説します。

— 目次 —

  • フィナステリドとデュタステリドの肝機能障害ってよくあるの?
  • 肝臓って何をしているの?
  • 肝機能が損なわれるとどうなるの?どうやって検査するの?
  • 5αリダクターゼ阻害薬で肝機能障害が出てしまった!!どうしよう
  • フィナステリド・デュタステリドが使えない!!その他の治療方法は?

フィナステリドとデュタステリドの肝機能障害ってよくあるの?

広く公開されているプロペシアの添付文書の情報を読み取ってみましょう。

使用成績調査を行った中で943例中2例(0.2%)に肝機能障害が認められたことが分かります。

そのため、肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。と書かれています。

具体的な頻度は不明です。

AST(GOT)、ALT(GPT)、γGTPの異常を伴うことがあるようです。

一方、ザガーロはどうでしょうか。

ザガーロも肝機能障害、黄疸の副作用が報告されています。

AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。と書かれています。

これも具体的な頻度は不明です。

我々医師にとっては943例中2例(0.2%)程度であれば肝機能障害が多い薬剤という印象を持ちません。

実は肝機能障害を引き起こす薬剤は山ほどあるからです。

我々医師はいつもこのような薬剤を使いこなしているのです。

そもそも、この使用成績調査での943例の中の2例の肝機能障害は本当にフィナステリドによって引き起こされているのでしょうか。

その辺りの判断も含めて頻度は不明と考えるべきでしょう。

例えば、この2例の患者さんはその他の薬剤やアルコールなど肝臓に負担をかけるような何かを摂取していたかもしれません。

この程度の頻度であれば肝臓にかかる負担は大きくないものと想像されます。

ただ、フィナステリドもデュタステリドも肝臓で代謝される薬剤なので肝機能障害が起きるかもしれないというのはもっともな話しでもあります。

なのでクリニックで5αリダクターゼ阻害薬を処方する場合はいつ肝機能障害が起きてもおかしくないと考えるべきなのです。

肝臓にかかる負担は採血をしっかり行って肝機能の状態をしっかりモニターしているならば飲酒制限なども考えなくてもいい程度のものだと想像されます。

過度の心配は無用でしょう。

ただし、もともと肝機能障害がある患者さんに対してこれらの薬剤を使用する場合はかなり慎重に検討しなければならないでしょう。

肝臓って何をしているの?

そもそも肝臓は人体においてどのような役割を担っている器官なのでしょうか。

肝臓には大きく

代謝

解毒

胆汁の生成・分泌

という役割があります。

①代謝

栄養素を体が利用できるように分解したり合成したりすることを代謝といいます。

肝臓には数百種類の酵素があり、胃や腸などの消化管から取り込んだ栄養素を代謝しているのです。

また、その栄養素を貯蔵する役割もあります。

例えば、ブドウ糖をグリコーゲンに変えて貯蔵し必要な時にブドウ糖として血液中に放出します。

アルブミンや凝固因子などのタンパク質を作り血液中に放出もしています。

②解毒

体にとって有害な物質を毒性の低い物質に変えて尿や胆汁の中に排泄する役割を持っています。

薬物やアルコール、アンモニアなどが代表的な毒性物質ですが、フィナステリドやデュタステリドも肝臓で代謝されて排泄されます。

③胆汁の生成・分泌

肝臓は脂肪を乳化したりタンパク質を分解しやすくするために胆汁を生成・分泌しています。

これにより腸から脂肪が吸収されやすくなるのです。

その他、コレステロールやビリルビンなどを胆汁に混ぜて排泄も行っています。

 

このように肝臓は非常に重要な臓器であるために予備能も非常に大きく備わっています。

つまり多少、肝臓が障害を受けても大丈夫なように余裕をもって機能しているのです。

極端な話ですが肝臓は80%程度切除してしまっても人は生きていけるのです。

逆にいうと多少の障害があっても症状として出にくいので採血をして早めに気づくことが大切です。

肝機能が損なわれるとどうなるの?どうやって検査するの?

重症な場合は上記の肝臓の働きができないため命にかかわってきます。

ビリルビンの排泄ができないので黄疸が出たり、アルブミンが少なくなって腹水が溜まったり、解毒できないので昏睡状態になったりします。

軽症な場合は症状がなく採血検査だけで気づくことが多いです。

AST(GOT)ALT(GPT)は肝細胞の中に存在しています。

肝細胞が障害されるとこれが血中に漏れ出てきますので肝細胞が障害されているのが分かります。

ALP、γGTP、LAPなどは胆道系酵素と呼ばれていますが、胆汁の流れが妨げられると上昇してきます。

その中でもγGTPアルコール摂取量と相関があり飲酒量を把握するためによく使われています。

アルブミンやコリンエステラーゼ、凝固因子などは肝細胞内で合成させるのでこれが下がるとかなり重症な肝機能障害だと分かります。

慢性肝炎や肝硬変では脾臓が大きくなり血小板の破壊が進むため血小板数をみることがあります。

この中でフィナステリドのモニターとして重要なのは早期に異常が出やすいAST、ALTであり、これを定期的に検査していく必要があります。

デュタステリドではAST、ALTに加えてビリルビンの上昇も報告されています。

5αリダクターゼ阻害薬で肝機能障害が出てしまった!!どうしよう

まずは現在の状態を把握する必要があります。

どの程度の肝機能障害なのか、その他に肝機能障害を引き起こす要因がなかったかなどです。

他に薬剤を内服していたのなら原因となる薬剤を探し出さなければなりません。

疑われる薬剤を止めて再評価しなければなりません。

5αリダクターゼ阻害薬が原因だと同定された場合はフィナステリドやデュタステリドを今後は内服しない方がいいのかもしれません。

この辺りの判断はAGA専門医師に相談してください。

いいかげんな判断は危険を伴ってきます。

AGAの特効薬である5αリダクターゼ阻害薬を内服できないとなると今後のAGAの進行を抑制できなくなることを意味しています。

ミノキシジルで毛量を増やせるかもしれませんが長期的には厳しい戦いが待っているでしょう。

しかし、健康あってこその毛髪治療です。

副作用が出ないように地道にやっていくしかないのです。

フィナステリド・デュタステリドが使えない!!その他の治療方法は?

ミノキシジル

ミノキシジルは必須だと思います。

ミノキシジルで毛量を増やすことが出来ますが、ミノキシジルのみだとヘアサイクルを正常化する力がどうしても弱くなってしまいます。

AGAは毛母細胞の減少との戦いです。

進行を食い止めなければなりません。

これにはミノキシジルのみだと心もとないのです。

AGAの治療を総動員して戦って行く必要があります。

オーソモレキュラー療法

オーソモレキュラーとは栄養療法のことです。

体や毛髪は摂取した栄養素から出来ています。

そのため毛髪の原料となるケラチンやアミノ酸などの摂取は欠かせません。

しかし、ほとんどの患者さんは栄養素を十分に取れていないことが分かっています。

栄養素が不足するとヘアサイクルが短くなってしまいます。

これを補う事によりAGAの症状を緩和していく必要があります。

ビタミンCやビオチンなどのビタミン類も同様です。

駅前AGAクリニックではヴィヴィスカルや日本製のサプリメントの取り扱いをしています。

 

【駅前AGAクリニックオリジナルサプリメント】・・・駅前AGAクリニック医師団が独自に調整したサプリメントです。すべて統計的に効果があるものを効率的に配合しております。

  • 海洋性コラーゲンペプチド(体内のコラーゲン作成を促し髪を強く)
  • N-アセチルグルコサミン(肌のヒアルロン酸増生)
  • 持続型安定ビタミンC(コラーゲン増生促進し髪を強く)
  • ケラチン(髪の成分)
  • ヒハツエキス(頭皮血流改善)
  • 黒コショウ抽出物(頭皮血流改善)

AGAメソセラピー

その他に体内への薬剤の吸収を最小限に出来るメソセラピーも選択肢となります。

これは成長因子などの薬剤を頭皮に直接注入する方法です。

薬剤は5αリダクターゼ阻害薬やミノキシジルなどAGAに効果的とされるもの全てを混ぜて調合しています。

メソセラピーの場合はフィナステリドの血中濃度はほとんど上がりません。

そのため肝機能の心配は要らないのです。

ただし、その場合は定期的にメソセラピーを継続していかなければならないという欠点もあります。

継続できるような無理のない計画を作成する必要があります。

これはカウンセラーの腕の見せ所となります。

色々なパターンを相談してみましょう。

全ての治療方法を動員したとしても、やはりAGAの特効薬5αリダクターゼ阻害薬が使えないのは厳しい戦いとなります。

 

駅前AGAクリニックは患者さんの副作用にも気を使っています。

患者さん個人個人にどのような治療がベストなのか、どうすれば無理なく治療を継続できるのか日々検討を重ねています。

治療を行っていく上で肝機能は非常に重要です。

そのため定期的に採血をして副作用の評価も行っています。

常に安心して頂けるようなクリニックを目指しておりますので副作用で心配がある場合もお気軽にご相談ください。

全国4院、東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山と展開しておりますが遠隔診療も可能です。

遠隔診療の場合は採血方法も工夫が必要だと思いますが、これについても個別にご相談に応じます。

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