人々の睾丸を無理やり取ったことでAGAは発見された!!AGA発見の歴史

AGA男性ホルモン

男性が両側の睾丸を取るとAGAはどうなるのでしょうか。

もしかして薄毛は改善するのでしょうか。

ハミルトンはどうやってAGAの正体を見破ったのでしょうか。

1942年にハミルトンによって発表されたAGAの進行度の分類はその後ノーウッドにより改良され今でも広く使用されています。

我々にとってハミルトンはAGAの父とも呼べる存在なのです。

今回はハミルトンがどのようにAGAを発見したかについて駅前AGAクリニックの医師が解説します。

AGAの発見は睾丸摘出術からだった!!

James B. Hamilton, 1954.

以下、2015年にExperimental DermatologyでShanti M. AyobとAndrew G. Messengerが発表した文献を参考に解説します。

『Androgens, hair loss and eugenics: a tale of discovery and American social history』

ハミルトンは104人の精巣機能不全の男性について研究しました。

彼らを詳細に研究することにより偉大な発見をします。

精巣機能不全になった時期の違いでAGAの症状が変わったのです。

精巣機能不全になった時期が思春期以前、思春期、20歳以降で比較するとAGAの症状が違うことに気づいたのです。

思春期以前に精巣機能不全になった男性ではAGAの症状がほとんどありません。

精巣機能不全になった時期が遅い男性ではAGAの症状が出現しているのです。

ハミルトンは彼らに対して実験を行っています。

思春期以前に精巣機能不全になった男性に対してテストステロンを投与したのです。

この男性は当然、AGAではありません。

その当時、女性でも男性ホルモン産生腫瘍の患者さんが薄毛になってしまうことがあるのは分かっていました。

男性でも同じようにテストステロンがあればAGAを発症すると考えたのです。

ハミルトンが考えた通りテストステロンを投与された12人の男性の内4人がAGAを発症してしまいました。

なんと残酷な実験でしょう。

さらにテストステロンの投与を辞めるとAGAの進行が止まり、投与を再開するとAGAの進行も再開しました。

ハミルトンはここまでやってのけたのです。

これによりテストステロンがAGAを引き起こすことを証明したのです。

それと同時にテストステロンがAGAを引き起こす力は遺伝的影響を強く受けることに気づきました。

つまりAGAはテストステロンと遺伝の問題だと発見したのです。

素晴らしい発見であり、ここからAGA(Androgenetic Alopecia)・FAGA(Female-AGA)の概念が生まれました。

Androgeneticは男性ホルモン、Alopeciaは脱毛症という意味で合わせて男性ホルモン型脱毛症となります。

その後の医学の発展でAGAの直接の原因はテストステロンではなくDHT(ジヒドロテストステロン)だと詳しく分かって来ました。

ハミルトンが発見しなければAGAの治療は今でも出来なかったかもしれません。

人権を無視した強制去勢手術による恩恵

AGA人権

この偉大なる発見に何か違和感を感じないでしょうか。

1942年にハミルトンは革命的に素晴らしい功績を残しました。

しかし、なぜこんなにも精巣機能不全になった男性を集めることが出来たのでしょうか。

AGAになるだろうと推測しているのにテストステロンを人体実験的に使用したのでしょうか。

今となってしまっては詳細は分からないと思いますが実はその手掛かりが残されているというのです。

ハミルトンの文献にその理由自体はしっかりとは書いてありません。

しかし、1942年の彼の文献にチャールズ・ホーク監督とウィンフィールド州立訓練学校のスタッフに感謝しますと書いてあるのです。

ウィンフィールド州立訓練学校はカンザスの精神障害者のための公的施設でした。

27の他の北米州と同じようにカンザス州は精神障害者に対して去勢手術を行っていた歴史があります。

去勢方法はパイプカットではなく外科的な睾丸摘出術だったようです。

1913年に法律が作られ1950年代までその酷い慣習は続きました。

ウィンフィールド州立訓練学校は1881年にカンザス州立精神障害者収容所として開校し1920年に改名されています。

1910年代にその強制手術のために騒動が起きています。

人権を無視した強制手術です。

子供を愛する両親が怒るのも無理はないでしょう。

しかし、その人権を無視した酷い慣習は変わることなく続いていたようです。

後の1969年のハミルトンの『去勢手術が寿命に与える影響』という文献の表の一つにこんな記載があります。

1895年~1950年の間にウィンフィールド州立訓練学校では年間平均322人が去勢手術の犠牲にされたというのです。

ハミルトンの業績を支えた人々の正体は実はそのような歴史の犠牲者の方々だったのです。

1950年にそのような酷い慣習はやめるべきだとして終了しています。

逆に日本では1948年から1992年まで旧優生保護法で同じようなことが行われています。

遺伝的に優れていない人は子孫を残すべきではないという発想です。

現在であればこのような人権を無視した強制去勢手術は許されるものではないでしょう。

今の日本では研究自体も倫理的に検討されます。

今の日本では医学の発展の手法にも制限をかけています。

そして、現在は逆に社会的制約から高所得者の子供が減っています。

これは壮大な社会実験だと暗に非難する人もいます。

人にとって何が平等で何が人権なのか時代と共に移り行くものなのでしょう。

こういった多くの方の犠牲の元で薄毛の治療方法が編み出され、その効果を現代の我々は享受しています。

強制去勢手術の犠牲者の方々とハミルトンの功績に感謝と共に反省も含めて我々は治療を行う必要があります。

これからの時代も我々の倫理は常に問われ続けていくのです。

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